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2020/12
お話いただいた方
――24時間稼働で稼働率90%という、まさに"マシンを使い切る"運用をされています。
![]() ![]() 中村様)もともと何パーセントという目標を掲げていたわけではなく、「稼働を止めない」という目標のもと日々動かしてきた結果がV-factoryで見えるようになったというだけです。だからコツを聞かれても困ってしまうのですが、夜間は自動運転をしているので、スケジュール管理は入念に行っています。 長いプログラムは夜、手のかかるものは人のいる昼間と、しっかり割り振りするようにし、週1の会議ではMy V-factoryの稼働実績・生産実績を参考にして1週間のスケジュールはどうだったのか、きちんと振り返るようにしています。 正直なところ1週間先の計画を組むのはなかなか難しいのですが、最低でも2,3日先までは確実に組み、実施するようにしています。あとは進捗ボードを設置して、工場全体の進捗が一目で把握できるようにし、対応しています、こちらは毎日昼に更新することになっていて、製造責任者が常に工場全体をチェックできる状態を徹底しています。 |
![]() 工藤様)基本的にACIESを止めることはありません。止める際は必要なことを1度ですべて済ませるようにしています。金型の状態はツールライフを参考にしていますが、厚板を抜いた後などは表示が出なくても念入りに確認し、最善の状態を保っています。ネスティングも同じで、単品プログラムはつくらず、常に合わせ取りするようにしています。材料交換による段取り時間をなるべくつくらないための工夫です。稼働を止めることがないように、点ではなく全体を考えた運用を心がけています。 IoTサポートを利用しているので、止まってしまった場合でも我々から渡辺さん(アマダサービス)に電話を掛ける前に復旧資料が届きます。それを使って自分たちで復旧できることもあるので、人がいる昼間のアラーム停止はほとんどありません。もちろんふだんから渡辺さんと点検や部品交換の予定を立て、止まらないよう細心の注意を払っています。 オペレーターとしては見える化はやる気に直結すると感じています。以前は後から稼働率はこうでしたよと結果として受け取っていましたが、今は自分でリアルタイムで確認できます。頑張って動かした分が、すぐ目に見えて表われるというのは単純に嬉しいですね。V-factoryをはじめて、マシンを動かすことに対する意識は変わったと思います。
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中村様)人材の確保、育成など環境を考慮すると、今後の目標としては"マシンでできることはすべてマシンで完了させる"という運用を考えています。導入したものは使い倒して、自動化を進めていこうと思います。
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