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  4. 解決 | ストリップミスの発生はこうして抑制できる

課題解決
提案

ストリップミスの発生は
こうして抑制できる

ストリップミスの対策は

【対策1】

ストリップ力をアップするために、「ストリッピングスプリング」を変更する。

パンチセット金型のホルダーに、「強力ウレタンスプリングAssy」を取り付けることで、ストリップ力のアップと押さえを強化させ、ワークからパンチを引き離すことが可能になります。

対策1ストリッピングスプリング
右矢印 下矢印
対策1ストリッピングスプリング
【対策2】

ワークの変形を防止するために、ガイドをストリッパープレートが取り付け可能な「フィット and ガイド」に変更する。

ストリッパープレートを取り付けることで、パンチの刃先に近い位置でワークを押さえることができます。このため、同じストリップ力でもワークを変形させる力を小さくすることが可能になります。(てこの原理)

フィット and ガイドAssyのイメージ

フィット and ガイドAssyのイメージ

オープンガイド

オープンガイド

右矢印 下矢印
フィットandガイドAssy

フィットandガイドAssy

さらに押さえキズの抑制効果がある

オープンガイドは、ワークを押さえる面積が少ないため荷重が集中し、キズの原因になりやすい傾向にあります。
ストリッパープレートを取り付けてワークを押さえる面積を増やすことで、集中荷重を防止し、キズを抑制する相乗効果が得られます。

オープンガイド

オープンガイド

右矢印 下矢印
フィットandガイドAssy

フィットandガイドAssy

また、押さえキズを防止方法としては、押さえる力の小さい「ストリッピングスプリング」に変更する方法もあります。

まとめ

このように、ストリップミスを防止するためには、以下の方法のようにストリップ力をアップしたり、ワークを押さえる面積を増やすことでワークの変形を抑え、ストリップミスを防止することが可能になります。

  1. 「強力ウレタンスプリングAssy」で押さえを強化する
  2. ワークの変形防止のため、「フィットandガイド」に変更してパンチ刃先に近いでワークを押さえる
  3. ストリッパープレートにはキズを防止する効果がある

金型の詳しい仕様は以下をご参照ください。

下向き三角矢印