ストリップミスの発生は
こうして抑制できる
ストリップミスの対策は
【対策1】
ストリップ力をアップするために、「ストリッピングスプリング」を変更する。
パンチセット金型のホルダーに、「強力ウレタンスプリングAssy」を取り付けることで、ストリップ力のアップと押さえを強化させ、ワークからパンチを引き離すことが可能になります。
【対策2】
ワークの変形を防止するために、ガイドをストリッパープレートが取り付け可能な「フィット and ガイド」に変更する。
ストリッパープレートを取り付けることで、パンチの刃先に近い位置でワークを押さえることができます。このため、同じストリップ力でもワークを変形させる力を小さくすることが可能になります。(てこの原理)
フィット and ガイドAssyのイメージ
オープンガイド
フィットandガイドAssy
さらに押さえキズの抑制効果がある
オープンガイドは、ワークを押さえる面積が少ないため荷重が集中し、キズの原因になりやすい傾向にあります。
ストリッパープレートを取り付けてワークを押さえる面積を増やすことで、集中荷重を防止し、キズを抑制する相乗効果が得られます。
オープンガイド
フィットandガイドAssy
また、押さえキズを防止方法としては、押さえる力の小さい「ストリッピングスプリング」に変更する方法もあります。
まとめ
このように、ストリップミスを防止するためには、以下の方法のようにストリップ力をアップしたり、ワークを押さえる面積を増やすことでワークの変形を抑え、ストリップミスを防止することが可能になります。
- 「強力ウレタンスプリングAssy」で押さえを強化する
- ワークの変形防止のため、「フィットandガイド」に変更してパンチ刃先に近いでワークを押さえる
- ストリッパープレートにはキズを防止する効果がある
金型の詳しい仕様は以下をご参照ください。