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課題解決
提案

厚板曲げは、
支援技術と金型で解決

難しい厚板の曲げ角度補正は
スキルレスで高速に

厚板の高精度な角度出しは、角度センサーを用いることで、誰でも簡単に行うことができます。
アマダの角度センサー「Bi-LⅡ」は、板厚1mmから16mmまでの角度補正を自動で行い、高コストな厚板の曲げ加工も、一度で目標角度に対して±20’の精度で仕上げることができます。試し曲げが不要なため材料をムダにせず、突き直しやトータルリードタイムの短縮に繋がるため、生産性を高める効率の良いモノづくりを実現できます。

角度センサー「Bi-LⅡ」

角度センサー「Bi-LⅡ」

「Bi-LⅡ」を使用した曲げ加工

「Bi-LⅡ」を使用した曲げ加工

角度センサーによる自動角度補正プロセスイメージ 角度センサーによる自動角度補正プロセスイメージ

角度センサーによる自動角度補正プロセスイメージ

重い厚板用金型の位置決めを簡単に

厚板用の重い金型段取りのサポートには、ダイベースにフリーベアのついた「フリーベアダイベース」が最適です。このダイベースを活用することで、ダイを横移動する際に重い金型を取り外す必要がなく、作業者と、金型双方の負担を軽減することができます。

「フリーベアダイベース」

「フリーベアダイベース」

肩キズを低減する最強金型

厚板を加工する際、すべりが足りずに肩キズが強く出てしまったり、ダイの肩に強く負荷がかかったりする事例があります。これを解決するのが「肩ローラー金型」です。
肩部分がローラーになっているため滑り込みを促進し、キズを低減する他、ローラー部のみ更新できるため、金型本体の耐久性も向上します。

「肩ローラー金型」

「肩ローラー金型」

重労働からの解放

厚板の曲げ工程において、特に重労働となるのが複数人で行う「バンザイ作業」です。上昇時には腰折れしないように支えながら、下降時には前すべりしないように掴みながら作業するため、作業者に負担がかかり気が抜けない工程です。こうした重労働を自動化するのが「追従装置」です。

複数人で行う作業は重労働

複数人で行う作業は重労働

追従テーブルにはフリーベアが装着されているため、簡単にワークを回転することができ、大きく重いワークの加工を強力にサポートします。また、テーブルが下がるときはバキュームで吸着しながら降りてくるため、前すべり防止のために押さえる必要がなく、作業者の負担を大幅に軽減することができます。

ワークサイズによっては2~3人必要であった作業人数も、1人で行うことが可能になり、工場全体で、生産性を飛躍的にアップさせます。

重量物加工向け「別置き追従装置」

重量物加工向け「別置き追従装置」

「HD大型機シリーズ」で厚板加工を
より簡単に、より高速・高精度に

厚板を曲げるためには、汎用的な薄板加工用の曲げ加工機よりも必要な所要トン数が必要なため、板厚が厚くなればなるほど、加圧力が大きい大型の曲げ加工機で行う必要があります。
アマダでは、より厚い材料を加工するために、曲げ加工機の大型シリーズ(3500・5000・6000kN)を用意しています。
また、通常のアマダ製の曲げ加工機では、1mあたり1000kNの加圧力を超えないように気を遣う必要がありますが、3500kN以上の大型機シリーズでは1mあたり1300kNまで対応できる中間板を備えるなど、中厚板から厚板加工までをサポートします。

このように、広い加工範囲を持つ「HDシリーズ」と各種最新ソリューションを活用することで、加工品質の向上・加工時間短縮によるコスト削減と生産性の向上、重労働からの解放を実現します。

「HD大型機シリーズ」

中厚板からの高精度加工を可能にする

「HDシリーズ」の
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