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  4. 解決 | 肩キズの発生と寸法のバラツキはこうして抑制できる

課題解決
提案

肩キズの発生と
寸法のバラツキは
こうして抑制できる

肩キズと寸法のバラツキの対策は

ダイの肩部にローラーピース(丸棒)を内蔵したものを「肩ローラー式1Vダイ」と呼びます。このようなダイを使用することで 、曲げ加工時にローラーピースが回転し、材料との摩擦を大きく低減することで、「肩キズ」「バラツキ」の両方の課題を解決することができます。

肩ローラー式1Vダイ

通常のダイと
肩ローラー式1Vダイの比較

以下は、板厚9mmの高張力鋼板で比較した写真です。「肩キズ」が大きく改善されていることがわかります。

通常の1Vダイ
右向き 下向き

※材料:高張力鋼板
板厚:9mm

「肩ローラー式1Vダイ」

まとめ

  1. 曲げ加工時にローラーが回転するため、ワークへの滑りキズが低減され、曲げフランジ寸法精度が安定します。
  2. 高硬度のローラーにより、金型寿命が向上し、長期にわたり安定した曲げ加工が可能になります。
  1. 厚板用1Vダイと比較して、穴エッジ部周辺に肩ローラーがかかっても、穴エッジ部の食い込み変形を抑制します。
  2. ダイの肩部に大きな負荷がかかる高張力鋼板やステンレス材の加工に適しています。
穴加工部の変形も抑制

穴加工部の変形も抑制

詳しい内容は以下をご参照ください。

下向き三角矢印